食事について
- Q.ワンちゃんが食べちゃダメな食材は?
- 【人工甘味料】
人工甘味料の代表である「キシリトール」はとっても有毒。キシリトールを含む歯磨き粉やガムなどは遠ざけましょう
【アルコール】
ワンちゃんの腎臓はアルコールを処理できません。ごく少量であっても中毒を引き起こす可能性があります。
【アボカド】
アボカドの種・皮・葉を口にすると嘔吐や下痢を引き起こします。
【カフェイン】
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは「毒」にはなりませんが、気分が悪くなったり、興奮状態が続くなどのトラブルが起こります。
【チョコレート】
少量であっても絶対に与えないでください。チョコの主原料であるカカオに含まれるテオブロミンは、吐き気や心臓のトラブル、内出血を引き起こすことがあります。最悪の場合、死亡に至るケースもあります。
【揚げ物】
脂肪の多い食品は胃の不快感や肥満につながる可能性があります。
【玉ねぎやニンニク】
赤血球が壊され、貧血を引き起こす恐れがあります。生はもちろん、加熱したものも与えてはいけません。
【ブドウ】
急性の腎不全を引き起こす可能性があります。特に皮に注意してください。レーズンも与えないでください。
【ナッツ類】
脂肪分が多いのでお腹が緩くなることがあります。またマカダミア ナッツは発熱や嘔吐を引き起こす可能性があります。
【牛乳やチーズ】
成長すると乳を消化する力が低下し、嘔吐や下痢を引き起こします。しかし少量の「ヨーグルト」であれば、乳酸菌が乳糖の一部を分解してくれているので、与えても問題ありません。 - Q.タバコを食べちゃった
- タバコに含まれる「ニコチン」は中毒を招く恐れがあり、とっても危険です。紙巻タバコ・リキッドタイプのタバコはもちろん、灰皿や、灰皿代わりにした空き缶も愛犬の届かないところに置いてください。
また散歩中にポイ捨てされた吸い殻を食べてしまうケースも多いようです。このようなときに「水や牛乳を大量に飲ませる!」という対処をされる人がいますが、実はNG です。むしろニコチンの吸収を早めてしまいます。お近くの病院にすぐに相談してください。
さらに、受動喫煙も問題になっています。愛犬の近くでタバコを吸わない。タバコを吸った体で愛犬に触れない。これを徹底してください。 - Q.人間の薬を食べちゃった
- 整腸剤など薬の種類によっては、大量摂取でなければ問題がないものもありますが、基本的には中毒症状を起こすものばかりです。すぐに病院を受診して飲み込んだ薬の名前と、量を正確に医師に伝えてください。無理に吐かせるなども危険ですので自己判断で動かず、医師の指示に従ってください。
- Q.フードを残す理由は?
- フードを残す理由はいくつかあります。例えば単純におなかが空いていなかったり、フードの味が合わなかったり、体調が悪い・口腔内トラブルがある・歯茎が腫れて痛い・環境の変化で気持ちと体がついていかず食欲がないなど。様子を観察して、必要に応じて獣医師のアドバイスを受けましょう。
- Q.歯石が溜まりやすい食事とは?
- 歯石とは落とし切れなかった歯垢が定着したもの。また歯垢の元になっているのは、主にフードの食べかすです。ドライフード(カリカリ) は噛む回数が増え、唾液の分泌を促したり、のどが渇くので水をよく飲み、食べかすが口内に残りにくいという特徴があります。しかし普段から水を飲む量が少ないと汚れが落ちず、口の中が乾燥して歯石になっていくため、水分量を気にかけるようにしてください。
逆にウェットフードは歯に付きやすいので、歯磨きが習慣化していない子にはドライフードをおすすめいたします。 - Q.おすすめのフードは?
- フード選びで気を付けていただきたいポイントは、それが「総合栄養食」であるか。実はフードには「総合栄養食」以外にも、「一般食」「副食」「おやつ」などの種類があります。「その食事と水だけで十分な栄養が補える」として認可を受けたものだけが「総合栄養食」と表記されています。
フードのパッケージにいずれか必ず記載されていますのでチェックしましょう。副食などはあくまで間食やごほうびとして利用しましょう。 - Q.食事を噛まずに飲み込んでいる!
- ワンちゃんには人間の様に「食べ物を噛んですりつぶす」機能を持った歯がありません。また犬の祖先は野生の肉食動物なので、獲物を横取りされる前に素早く切り裂いて飲み込む習性が残っており、ほとんどのワンちゃんは食事をゆっくり噛むことはしません。
健康であれば、丸飲みしても消化できる量の胃酸を出しているので安心してください。しかし大きなものはのどに詰まらせてしまうことがあるため、最初からできるだけ小さくして与えるようにしてください。